横綱 千代の山

昭和31年秋、大相撲横綱の千代の山関が、石穴稲荷神社に参詣します。

横綱は足を痛めて九州場所を休場していましたが、怪我の回復と今後の活躍を、石穴さまに祈願しました。

当日、横綱の来訪を聞きつけた人々が石穴に大勢集まり、大祭のような賑わいとなったそうです。

明る年の初場所、横綱は見事に全勝優勝を飾り、「石穴稲荷神社」と染め抜かれた大幟旗を一対、大神さまへの御礼として奉献しました。