あなたのひと文字「高」

この字を使った言葉

高い・高める・気高い・高遠・高見・高明・高山景行・高山流水・高きに登るは卑きよりす・高下心に在り

この字の成り立ち

会意文字。「京」の省略と「口」とを組み合わせた形。「京」はアーチ型の都入り口の城門の形で、「口」は「さい」という祝詞を入れた器の形である。門の上に望楼(ものみやぐら)のある大きな城門で、古代ではその城門に祝詞を供えて悪霊などが入ってこないようお祓いすることを「高」といった。

望楼のある大きな城門であるから、「高」は「たかい、おおきい、すぐれる」の意味となった。

お神様とこの字

有名な祝詞のひとつ「大祓詞」の最初の一行は、「高天原に神留坐す(たかまのはらにかむづまります)」という文言で始まります。「高」という字で始まる「高天原」は、天神地祇の「天つ神」が治める世界で、「高(たか)」は物理的に高いという意味だけではなく、「尊い」「貴い」といった敬うべき存在という意味で、後に続く「天の原(あまのはら)」を修飾している言葉です。

他にも祝詞では「高き尊き恩頼(みたまのふゆ)を蒙り奉りて(かがふりまつりて)」など、ありがたい物事の形容詞として頻繁に使う文字です。

また、「家内安く、家門高く」(家内安全で栄えていきますように)など、高みを目指し繁栄するという意味でも使用します。

ただ地位が高いのではなく、本当の意味で「高明(志が高く清らかであること)」な、そうした大人になりたいものです。

あなたのひと文字「寿」

この字を使った言葉

寿ぎ・寿ぐ・福寿・高寿・寿光木・寿老人・寿歌・寿司・寿賀・寿宴

この字の成り立ち

形声文字。老の一部を省略した「耂」と「ちゅう」という字を組み合わせた形。「ちゅう」は田の疇(うね)の間に祝詞を入れる器を置いて豊作を祈るの意味で、「禱(いのる)」のもとの字である。

壽は「耂」と「ちゅう」を組み合わせることで、人の長寿を祈ることをいう。それで「いのちながし、いのち久しい」という意味になり、長寿を「ことほぐ(言葉で祝う)」「ことぶき(祝いの言葉、めでたいこと)」という意味になる。

お神様とこの字

「寿」は、おめでたい文字の代表格で、「ことほぎ(言祝ぎ)」という読みを持ちます。

「ことほぎ」とはお神様から我々に向けられる言葉で、神から賜る祝福の言葉です。日本全国で行われるお祭りや行事の類型に、一年に一度、あちらの世界から神が訪れ、人々に祝福の言葉を言って帰っていく「まれびと信仰」「来訪神行事」という形があります。沖縄のアカマタクロマタや九州のトシドン、東北のナマハゲが有名です。

「まれびと(客れ人)」は遠くの彼方から一年に一度やってきて、私たちに「ことほぎ」して豊作を祈るのですが、この「ことほぎ」に対する人間からの「返答」が「掛け合い」となり、「うた(歌)」となっていくと折口信夫は言っています。この「歌」に節がついて「歌謡」となり、博多の「祝いめでた」など祝い唄・祝ぎ歌として今も受け継がれているのです。

あなたのひと文字「遊」

この字を使った言葉

遊び・遊ぶ・遊学・遊吟・遊芸・遊刃余地有り・遊行・遊山・交遊・漫遊・歴遊

この字の成り立ち

形声文字。行くという意味の「辶」と「斿(ゆう)」という字を組み合わせた形。「斿」は吹き流しと子供とを表し、旗竿を持つ人の形である。古代、先祖の霊が宿る旗をおし立てて出行することを「斿」と言った。旗には神霊が宿るので、神霊が「ゆく」こと、気ままに行動することを「遊」「遊行」と言う。

お神様とこの文字

「あそぶ」というのは、もともと神霊があそぶことで、神が自由に行動するという意味を持ちます。お神様が我々の住んでいる郷に降りてきて見て回るのは、作物の出来栄えや人々の暮らしです。日本全国で行われる秋祭りでは、お神輿に乗ったお神様がその年の五穀豊穣を見て回り、我々は豊かな実りに感謝をするのです。

「あそび」はのちに、興の趣くままに行動して楽しむこと、という意味を持ちますが、神事の中でも「神遊び」という「楽しみ」が重要な役割をもちます。神楽や雅楽に代表される神遊びでお神様に楽しんでいただき、「おもてなし」をするのが日本の神事の特徴と言えます。

「おもてなし」をする相手に楽しんでもらおうという日本人の心が、こんにちの芸能などを育くみ、私たちの生活を豊かにしてくれているのです。

あなたのひと文字「書」

この字を使った言葉

書く・書き初め・書物・浄書・書道・書家・能書家・書画・書牘・書林

この字の成り立ち

会意文字。「聿」と「者」を組み合わせた形。「聿」は筆を手に持つ形。「者」は古代、村の周囲を守るために築いた「お土居」という土塁を表す。「お土居」の中には「曰」という祝詞を入れた器を埋めておまじないにした。そのお札にしるした神聖な文字を「書」という。

お神様とこの字

神道では「祝詞」「お札」「お守り」「御朱印」など、書をよく使います。特に祝詞はお神様への言葉として、神事の中でも重要な役割を果たします。祝詞は神事ごとに作文されるものですが、その言葉を丁寧に「浄書」することによって、お神様への気持ちを表します。

祝詞に限らず、丁寧に書かれた文字は相手に伝わるものです。そうした相手に対する気持ちを大事に表現することで、日本の文化は受け継がれてきました。

「遊び」のかたち

石穴稲荷神社の公式「アプリ」を介した参拝です。こんな時代にこそ「すこしの遊び心を…」と思い、皆さまにはもちろん、お神様にも楽しんでいただけるようなアプリを目指しました。

遊び方はかんたん

  1. スマートフォンでダウンロードした「アプリでことだまいり」を起動。
  2. 願いごとをひとつ考えたら次に進み、願いを実際に声に出してください。
  3. 音声が「ひとことだま」として画面上に現れます。
  4. できた「ひとことだま」を、太宰府の石穴稲荷神社に向かってヒョイッと飛ばしましょう。
  5. うまく到着すれば、参拝成功!となります。
アプリでことだまいり

元旦以降、神社に無事到着した「ひとことだま」はすべて出力し、宮司が神前へと奉納したのち、秋季大祭火焚神事にてお焚き上げいたします。

届いたものは「すべて」です!どんな願いを飛ばすかは、楽しみながらもよーくお考えくださいませ。

くれぐれもお神様に失礼なきよう…。

「アプリでことだまいり」は、より多くの方に楽しんで繋がっていただきたいので、無料としました。

きちんと神事として執り行いますが、お賽銭も必要ありません。

お賽銭を入れたいということであれば、いつか太宰府へお越しの際に、お立ち寄りいただければ幸いです。

「いつかと言われても太宰府は遠いなぁ…」という方は、お賽銭箱の代わりに募金箱に小銭を入れていただく、なんていかがでしょうか。

九州地方を襲った地震や豪雨の爪痕は、今なお残っております。お力添えいただければ、お神様もお喜びになることと存じます。

2021年が皆さまにとって、より良い一年となりますように。

「文」のかたち

令和三年、新春。

皆さまの願いを「文(ふみ)」にして奉納する、新たな御祈願です。入力フォームからいただいた願いのメッセージを、昔から吉兆とされる五色雲と一緒に出力。宮司が神前に奉納し「二拝二拍手一拝」の拝礼作法によってお神様へ届けます。

いただいた「ねがいごと」については、秋季大祭火焚神事にてお焚き上げいたします。

お正月限定・吉兆を呼ぶ五色雲

当日の様子は、石穴稲荷神社のYouTubeチャンネルにてライブ配信予定です。

YouTube 石穴稲荷神社公式チャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UCOh6W2M9ThJdcAM2PxB7s4g

※願いごとをされていない方でも映像をご覧いただくことが出来ます。

「文のかたち」お申し込みから当日までの流れ 

  1. 以下の「申し込み」ボタンから、決済サイト「mosh」に移動。
  2. 希望日を選択し、クレジットカードで初穂料を決済
  3. moshからの、申し込み完了メールを受け取る。
  4. メールのURLにアクセスし、フォームに願いごと等を記載。
  5. 当日は石穴稲荷神社で、宮司が奉納を執り行います。

初穂料(御祈願料)300円

※「文のかたち」の初穂料は「石穴稲荷神社 西日本豪雨災害義援金」とさせていただきます。

「書」のかたち

令和三年、新春。

皆さまの願いを「書」にして奉納する、新しい御祈願を執り行います。書家の西尾真紀さん、松石樹泉さんをお招きし、拝殿にておひとり分ずつ半紙に願いをしたためて頂きます。その願いは書家の筆運びとともに神前の祝詞紙へ映し出され、お神様に届けられます。

当日の様子は、石穴稲荷神社のYouTubeチャンネルにてライブ配信予定です。

YouTube 石穴稲荷神社公式チャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UCOh6W2M9ThJdcAM2PxB7s4g

※願いごとをされていない方でも映像をご覧いただくことが出来ます。

御祈願をされた方には、当神社の大麻もしくはお守り(開運厄除)を後日郵送いたします。書をしたためた半紙は、秋季大祭火焚神事にてお焚き上げいたします。

「書のかたち」お申し込みから当日までの流れ 

  1. 以下の「申し込み」ボタンから、決済サイト「mosh」に移動。
  2. 希望日を選択し、クレジットカードで初穂料を決済。
  3. moshからの、申し込み完了メールを受け取る。 
  4. メールのURLにアクセスし、フォームに願いごと等を記載。
  5. 当日は石穴稲荷神社で、宮司が御祈願を執り行います。
  6. 後日、当神社の大麻(お札)が郵送でご自宅に届きます。

申込者数限定(1日20名)

初穂料(御祈願料)1,500円

※「書のかたち」の初穂料は「石穴稲荷神社 西日本豪雨災害義援金」とさせていただきます。

書家 : 西尾真紀

書家:松石樹泉

ことだまいり

距離を超える祈り

「ことだまいり 」は「距離を超えて祈りを届ける」新しい参拝のかたちです。いわゆる神社に赴くことが出来ないことによる、代替のリモート参拝ではありません。

かつて神馬を神に奉納していた習わしが絵馬へとかたちを変えたように、現代のわたしたちも思いはそのままに、未来へ続く新しい参拝のかたちを生み出していけたらと考えています。

「書」のかたち

令和三年、新春。

皆さまの願いを「書」にして奉納する、新しい御祈願を執り行います。書家の西尾真紀さん、松石樹泉さんをお招きし、拝殿にておひとり分ずつ奉書紙に願いをしたためて頂きます。その願いは書家の筆運びとともに神前の祝詞紙へ映し出され、お神様に届けられます。

当日の様子は、石穴稲荷神社のYouTubeチャンネルでライブ配信予定です。

YouTube 石穴稲荷神社公式チャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UCOh6W2M9ThJdcAM2PxB7s4g

※願いごとをされていない方でも映像をご覧いただくことが出来ます。

御祈願をされた方には、当神社の大麻もしくはお守り(開運厄除)を後日郵送いたします。書をしたためた半紙は、秋季大祭火焚神事にてお焚き上げいたします。

石穴稲荷神社大麻
開運厄除のお守り
秋のお火焚き

「書のかたち」お申し込みから当日までの流れ 

  1. 以下の「申し込み」ボタンから、決済サイト「mosh」に移動。
  2. 希望日を選択し、クレジットカードで初穂料を決済。
  3. moshからの、申し込み完了メールを受け取る。 
  4. メールのURLにアクセスし、フォームに願いごと等を記載。
  5. 当日は石穴稲荷神社で、宮司が御祈願を執り行います。
  6. 後日、当神社の大麻(お札)が郵送でご自宅に届きます。

申込者数限定(1日20名)

初穂料(御祈願料)1,500円 

※「書のかたち」の初穂料は「石穴稲荷神社 西日本豪雨災害義援金」とさせていただきます。

書家:西尾真紀

書家:松石樹泉

「文」のかたち

令和三年、新春。

皆さまの願いを「文(ふみ)」にして奉納する、新たな御祈願です。入力フォームからいただいた願いのメッセージを、昔から吉兆とされる五色雲と一緒に出力。宮司が神前に奉納し「二拝二拍手一拝」の拝礼作法によってお神様へ届けます。

いただいた「ねがいごと」については、秋季大祭火焚神事にてお焚き上げいたします。

お正月限定・吉兆を呼び込む五色雲

当日の様子は、石穴稲荷神社のYouTubeチャンネルにてライブ配信予定です。

YouTube 石穴稲荷神社公式チャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UCOh6W2M9ThJdcAM2PxB7s4g

※願いごとをされていない方でも映像をご覧いただくことが出来ます。

「文のかたち」お申し込みから当日までの流れ 

  1. 以下の「申し込み」ボタンから、決済サイト「mosh」に移動。
  2. 希望日を選択し、クレジットカードで初穂料を決済
  3. moshからの、申し込み完了メールを受け取る。
  4. メールのURLにアクセスし、フォームに願いごと等を記載。
  5. 当日は石穴稲荷神社で、宮司が御祈願を執り行います。

初穂料(御祈願料)300円

※「文のかたち」の初穂料は、「石穴稲荷神社 西日本豪雨災害義援金」とさせていただきます。

「遊び」のかたち

石穴稲荷神社の公式「アプリ」を介した参拝です。こんな時代にこそ「すこしの遊び心を…」と思い、皆さまにはもちろん、お神様にも楽しんでいただけるようなアプリを目指しました。

遊び方はかんたん

  1. スマートフォンでダウンロードした「アプリでことだまいり」を起動。
  2. 願いごとをひとつ考えたら次に進み、願いを実際に声に出してください。
  3. 音声が「ひとことだま」として画面上に現れます。
  4. できた「ひとことだま」を、太宰府の石穴稲荷神社に向かってヒョイッと飛ばしましょう。
  5. うまく到着すれば、参拝成功!となります。

アプリでことだまいり
ねがいを飛ばす!!

元旦以降、神社に無事到着した「ひとことだま」はすべて出力し、宮司が神前へと奉納したのち、秋季大祭火焚神事にてお焚き上げいたします。

届いたものは「すべて」です!どんな願いを飛ばすかは、楽しみながらもよーくお考えくださいませ。

くれぐれもお神様に失礼なきよう…。

「アプリでことだまいり」は、より多くの方に楽しんで繋がっていただきたいので、無料としました。

きちんと神事として執り行いますが、お賽銭も必要ありません。

お賽銭を入れたいということであれば、いつか太宰府へお越しの際に、お立ち寄りいただければ幸いです。

「いつかと言われても太宰府は遠いなぁ…」という方は、お賽銭箱の代わりに募金箱に小銭を入れていただく、なんていかがでしょうか。

九州地方を襲った地震や豪雨の爪痕は、今なお残っております。お力添えいただければ、お神様もお喜びになることと存じます。

2021年が皆さまにとって、より良い一年となりますように。


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